2015年3月27日金曜日

概念地図、概念マップ、コンセプトマップ(Concept map)

概念地図とは


概念地図とは、2つ以上の概念とそれらの関係から構成される命題の集まりによって意味構造を表した図的表現である。

知識や理解の外化・整理に有効とされている。

概念地図中の概念をノード、概念間の関係をリンクと呼ぶ。

問題解決の初期の段階では思いつくままにアイディアを出してみるという作業を行う。(発散思考)

自分ひとりで考えるのではなく、他人のアイディアも聞き、その発想からさらに次のアイディアを出し合うといった作業を行うこともある。(ブレーンストーミングやその手の技法)

こうしたアイディアをキーワードやキーフレーズとしてことばに表し、それらのことばをその概念ごとに整理し、視覚的に表現したものをコンセプトマップという。(KJ法ではA型図解という)

概念地図を作成することで、


  • 何がわかっているのか
  • 何がわかっていないのか
  • 何を明らかにしてゆきたいのか


などを整理することができる。

検索を実行する前にも用語をコンセプトマップで整理すると効率的な検索ができる。


概念地図の作り方(ひとつの例として)


  1. 調査したい議題や領域について関係があると思われる概念を全員で出し合う、または集める。ここで出た概念を一つずつ小さな紙やカードに書いていく。
  2. 大きな、包括的な概念(上位概念)を上に、詳細な、具体的な概念(下位概念)が下に来るよう順に並べる。この時点で大まかな概念の階層が出現する。どれが上位概念に関してはテーマとしている概念の前後関係や、概念が出された背景を考慮するとよい。注意すべきことは、概念地図には唯一の正解などなく、作成者がその概念をどの様に理解したかで、その人の概念地図が決まる。
  3. 次に関係があるであろうと思われる概念と概念間に図面上一本の矢印を書き足して繋げる。書き足した矢印の上に両概念間の関係を表わす言葉を付け足す。例として、(生き物→動物)では:生き物→(含む)→動物 と関係を付け加えることが可能。
  4. 漏れている概念、付け足すべき概念があるかを確認する。
  5. 付け足すべき矢印を確認する。
  6. 6以下、満足いくまでくり返す。


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